埼玉県川口市 ㈲スリーサプライ川口 製品カードのデータベース管理 

製品カードのデータベース管理

製品カード スリーサプライで生産している全ての製品に一点一様で作られた製品カードがあります。
製品カードとは、その製品を作成するための工程順、必要な材料や副材料、刷版や型の見積もり資料、製品図面、承認サンプル、カラーチップなど、その製品に関する全ての情報をファイリングしたものです。
このページでは、製品カードの管理を例にして、㈲スリーサプライ川口のデータベース管理についての説明を致します。

同じ製品でも文字の違いやバージョン違いで枝番が多い場合があります。 AABB-001、AABB-002、AABB-003といった具合です。 その場合でも製品カードは一点一様。 つまりスリーサプライには製品の数だけ製品カードが存在します。

何千とある製品カードの管理は事務の仕事です。 パソコンを駆使しデータベース化してあります。

製品カード棚 製品カードには、製品の図番とは別にコンピュータ番号がつけられています。 図番のつけ方は各メーカー独自なのでばらばらです。 共通性が全くないので、図番や製品名で管理することはできません。 そのために代わりとなる社内専用のコンピュータ番号を割り当てます。 2013年6月での最終番号は55000番代です。

そして製品カードはコンピュータ番号順に引き出しに入れられています。 写真の場所には9つの引き出しがありますが、ここだけでは収まりきらないので別の場所にも製品カードを置いています。

ここで重要なのが、お得意様より図番や製品名で注文書を頂いてから、その製品の製品カードを出すためのコンピュータ番号を調べる作業です。 コンピュータ番号さえわかれば、番号毎に整理された引き出しから順番に並んだカードを抜き出すだけなので各作業オペレーターでも探し出すことができます。

この図番や製品名とコンピュータ番号を結びつけるのがデータベースです。

スリーサプライのデータベース管理は徹底されていて、製造している製品全てが登録されています。
データベースを立ち上げて図番や製品名の一部で検索することで簡単にコンピュータ番号を検索することができます。 大手企業にも負けないデータベース管理はスリーサプライの自慢です。

㈲スリーサプライ川口では、課長職以上にはパソコンが準備されています。 また各部署にもパソコンが設置され、その全てのパソコンは社内ネットワークでつながっています。

受注や仕入れ、発注や売り上げの管理はもちろん、歩留まり、生産数、在庫数など、全てがパソコンのキーを叩くことにより瞬時にわかるようになっています。
仕事ではないですが、お弁当の注文も工場内のどこのパソコンからでもメニューを選ぶことができ、朝自分で入力作業を行います。 ちょっとしたことをパソコンで行うようにしていくと、今までパソコンに触れたことの無い人も自然とパソコンを覚えてしまいます。

多くの項目の管理をコンピュータで行っていますが、現在の事務員は2名です。 パソコンの力を最大限に発揮し、データベースを上手に運用することで少人数で工場全体の管理を行うことができます。

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