自動紙取り機 スタッカーの説明 

スクリーン印刷ラインの省力化

スクリーン印刷の省力化に最適な自動紙取り機の動画です。

スクリーン印刷の乾燥設備は、主にラック取りして行うバッチ炉乾燥(自然乾燥)とライン乾燥機の2種類あります。 小規模な工場ではバッチ乾燥が多いようです。
ライン乾燥機は全長10m~15mほどになりますので、ある程度の作業面積が必要となります。 また設備費用もかかります。
スリーサプライでは、IR(赤外線)照射も可能な高性能なライン乾燥機を設備しておりますので、スクリーン印刷されたフィルムを短時間で完全乾燥させることが可能です。

現在スリーサプライではライン乾燥機2台、バッチ乾燥機2台を設備しています。 通常の量産印刷にはライン乾燥機を使用し、試作品や特殊な製品はバッチ乾燥炉を使います。
もちろんUV照射(紫外線硬化)装置も2台設備していますので全てのスクリーン印刷に対応できます。

IRライン乾燥機 そのライン乾燥機に話を戻しますが、乾燥機の入り口から出口までは3分~5分。 スクリーン印刷を施され、フィルム上でウェット状態だったインキが完全に乾いた状態でライン乾燥機から排出されます。
バッチ乾燥炉に比べ作業効率は格段に良いのですが、ライン乾燥機から出たシートを取る作業員(補助員)が必要となります。 20年ほど昔は「紙取り」と呼ばれるその作業は、主に女性のパート従業員が専従で行っていました。 現在ではライン乾燥機から排出されたフィルムを自動で揃えて重ねてくれる便利な機械があります。

自動紙取り機 スタッカー

自動紙取り機 ストッカー ライン乾燥機から排出された印刷後のフィルムは、ライン乾燥機のコンベアーベルトからスタッカーのベルトへ移動し、そこでセンサーにより認識されます。 そしてエアーとコンベアで後部へ送り、両サイドのアームで挟まれることできれいに積みあがります。
スタッカーを利用することで紙取り人員が不要となります。 それまではライン乾燥機の後ろで紙取りをしていた作業員が印刷者の真横で印刷直後の検査を行うことができます。 これは印刷品質に大きく影響します。
ライン乾燥機の唯一の弱点は、乾燥ラインに入っている間はシート検査ができないということでした。 つまり3分ほど無検査状態が続き、乾燥機の後ろでの検査で不良を発見しても、既に乾燥機の中には10枚以上のフィルムが流れています。
検査員が後ろにいるのと前にいるのとでは、製造歩留りに雲泥の差がでます。
だからスリーサプライのスクリーン印刷ラインは、印刷オペレーターと検査員の2人ペアで作業を行っています。

スタッカーに関するお問合せは…

㈱緑マーク系列のM&Mエンジニアリングで作成、メンテナンスが可能です。 ㈲スリーサプライ川口で使用しているスタッカーもM&M製です。

スタッカーの導入の検討やお見積もりは、当サイトの上部右の「お問い合せ」よりご連絡下さい。

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